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「研究に迷ったときヒントになる理系の名言集」(リケラボまとめ)

「研究に迷ったときヒントになる理系の名言」(リケラボまとめ)

研究の方向性に迷ったとき、自分のテーマに自信が持てなかったり、モチベーションを失いかけたりすることは、誰にでもあるものです。

そんなとき、第一線で活躍する研究者たちの言葉が、視界をくれる開いてくれることがあります。

今回は、リケラボのこれまでのインタビュー記事から「進むべき道に迷ったとき、背中を押してくれる研究者の名言」を厳選して紹介します!

“異端は認められた瞬間、先端になる” ――菅 裕明

自分の研究テーマは誰にも注目されないのではないか——そんな不安を抱えることは、誰にでもあるはずです。けれど、異端と見なされるような発想は、誰も踏み込んでこないがゆえに、ひとたび評価された瞬間に一気に先端へと躍り出ます。それが研究の世界のおもしろさであり、この言葉は、今は理解されにくい挑戦の中にこそ、未来を切り拓く価値が潜んでいるということを教えてくれます。

出典:異端は認められた瞬間、先端になる!ペプチドリーム菅裕明教授インタビュー


“ライバルがいると、勝っても負けても、自分の研究が正しいかどうか確かめられるから良いですよね。正しい時は必ず競争相手がいるんです” ――篠崎 和子

研究は本来、自分との闘い——そう思っていても、ときに他者との競争に巻き込まれ、気持ちが折れそうになることもあるかもしれません。
この言葉は、そうした競争が決して無意味ではなく、自分の研究の意義や正しさを見極めるための大切な機会になるのだということを教えてくれます。

出典:動かない植物の生存戦略に魅せられて 食糧問題の解決にもつながる「植物の環境応答機構の解明」


“「自分の作りたいものを作るのではなく、世の中に必要とされるものを作る」視点を大切にしたのも、プロジェクトを推進する力になりました” ――根本 慎太郎

「個人の興味」と「社会のニーズ」のバランスは、多くの研究者・技術者が向き合うテーマのひとつです。必ずしも社会の要請に応えることがすべてではないとしても、視点を少し広げて社会のニーズに目を向けることで、研究が新たに動き出すこともある——この言葉はそんな示唆を与えてくれます。

出典:「子どもたちを心臓の再手術から救いたい」――。思いを叶えるために根本教授が採ったユーザーイノベーション戦略


“どんな研究テーマでもそうだと思うのは、きちんと取り組んで何らかの結果を出してみると、必ずそこにミステリーは生まれてきます” ――千葉 親文

一見、地味だったり流行から外れて見えるテーマでも、真正面から取り組んでみると、必ず新たな問いや思いがけない発見が生まれる——この言葉は、そんな研究の醍醐味を教えてくれます。
千葉親文先生ご自身のイモリの研究も、当初流行“流行遅れ”とされていたそう。そこからイモリの再生メカニズムを徹底的に追究し、世界中から注目させる成果にまでたどり着いた実績を象徴するメッセージでもあります。

出典:イモリの研究で再生医療の未来を拓く!「流行の外」から先端を進む筑波大・千葉教授


“まず配られたカードについてはきちんと取り組むことです。それがプロということです” ――境 慎司

研究テーマに納得できなかったり、思うように進まず迷いが生じたり——そんな瞬間は誰にでもあります。それでも「まず配られたカードにきちんと取り組む」。この言葉は、どんな状況でも与えられた課題に誠実に向き合う姿勢こそが、プロフェッショナルとしての責任であることを教えてくれます。一度やり切った先には、他者からの信頼と、思いがけないチャンスが待っているはずです。

出典:アニサキスでがん治療!? 大阪大学境教授開発の線虫機能性コーティング技術

リケラボ編集部より

ここで紹介したのはほんの一例。リケラボにはまだまだ多くの名言、金言、心に刺さるメッセージが満載です。気になったら、ぜひ元のインタビュー記事も読んでみてくださいね!

リケラボ編集部

リケラボ編集部

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