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医薬品開発で求められる英語力:業界に精通するキャリアコンサルタントが伝授│リケラボ

医薬品開発で求められる英語力:業界に精通するキャリアコンサルタントが伝授

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新薬開発の環境はここ20年の中で大きく変化してきています。

日本独自の疾病、日本でしか使えないという薬は減り、世界中の患者さんに早く使ってもらえるためにも、日米欧を中心とした国際共同試験に基づく国際開発が主流となってきました。

しかしながら、国際開発に関わりたいと思っても、「英語力が不安で…」や「まずは英語力を身に着けてから」と感じていたり、実際に担当している方々であっても「英語」に対して不安を覚えていることがあるのではないでしょうか?

私は実際に国際開発戦略立案に開発薬事として長く携わり、その後はコーチ/メンターとして国際業務に関わる方々の支援を行ってきました。それらの経験から、医薬品開発において「求められる英語力とは何か」を「読む/書く/聞く/話す」、の4つの分野に分けてお伝えします。
あわせて、その攻略法等をいくつかご紹介します。

読む/書くスキル 医薬品開発では早く正しく要点をつかむことが重要

世の中の最新医療情報・論文・他国の規制当局に関する医薬品情報の多くは、まず英語で発信されます。外資系企業に所属していれば尚更です。難解な役所文章であれ、ニュースであれ、場合によっては日本での開発戦略も変わるかもしれない影響力がある場合があります。このため、誤読は厳禁で、いかに早く正しく要点をつかみ取るかが求められます。

よって、英語の読み書きのレベルは、日本語の読み書きレベルと同程度にできた方が、単純に業務効率が良くなります。
幸いなことに、英語嫌いでさえなければ、読み書きについては攻略法もあり、慣れでカバーできる分野です。

今は翻訳ツールの開発も進んでいて、Chat GPTなども大きな味方になってくれます。
例えば規制当局との面談の内容速報や、当局からの問い合わせ内容のポイントを本社にメールで報告する際、私は最初から全部自力で作成することはしていません。効率化も考慮し、文章を翻訳ツールにかけて下書きを行い、そこから、「必ず再確認をして(誤訳もある!)」海外に送っていました。

逆に海外からの情報も、翻訳ソフト数種類に入れることで、比較的高い精度で内容を理解することができる時代になってきました。このように、英語の読み書きはテクノロジーを上手に活用することが、気軽に作業時間を短くし、レベルアップを図れるポイントと思います。できるだけ社内外のテクノロジーを活用していただきたいなと思っています。

なお蛇足ではありますが、翻訳ツールへの機密情報、固有名詞の入力は避けてください。薬剤名抜きで入力したにも関わらず、その対訳に他社の薬剤名が出てきたことは1回ではありません。どうぞご留意ください。

聞くスキル 存在感を示すことでスキルをカバーする

ZoomやTeams等の普及に伴い、海外と気軽にオンライン会議を行う機会が増えています。
現在の各国の状況、各国の視点等を理解することや、欧米での動きの中にどう日本の開発戦略を組み込むかを考えるためにも、会議に参加し、存在感を示すことは重要です。

担当者ひとりで参加したり、重要な会議の話を聴き取れなかったり、聞き直したいのに言い出すチャンスが訪れず、焦ることもあるでしょう。

しかし、まずお伝えしたいのは、日本の開発担当者は、会議に参加していることだけで、十分に自分を褒めてほしい!!!ということです。

時差の関係もあり、日米欧の関係者が集まる会議の開始時間は早くて夜10時以降。
そもそも集中力がなくなり睡魔も襲う時間帯に、ノンネイティブの我々が、朝やお昼で元気な外国人の普通の会話に入っていくのは3重のハンデを追っているようなものだと思います。

これだけ頑張って夜の会議に入るだけでも素晴らしいことと思います。最初の雑談や、説明に困ったら「ちょっと待ってね、今日本は夜の11時で頭が回っていなくて」と言ってみる等、さり気なくその点をPRしましょう()

日本人は真面目な気質ゆえ、周囲の会話が理解できないときに自分の不出来を嘆きがちです。
そして、人知れず、聞く力をアップする努力をする人が多いと思います。
もちろんそれも有用な方法の1つですが、以下のように、他にも工夫できる点をいくつかお伝えします。聞く力だけをアップするのではなく、周囲を巻き込むこんな方法があるということを知っていただけたら幸いです。

◆聞く力をアップする 一言一句漏らさずに理解しなくても大丈夫

会議等に参加している方を見ていると、100%、すべての会話理解をしようとして疲れてしまっている人を見かけます。でも日本語も、100%理解していなくても「何を言わんとしているのか。ここでは何が問題で、どこに収束する方向で話がいっているのか」の会話の流れをとらえることで支障がないことはありますよね?

まずは会話の大筋をとらえるところに意識を向けてみてはいかがでしょうか。不要なところを聞き流せるようになれば上達した証拠です。

次に、心がけていただきたいコツは「キーマンの発言の理解に集中」することです。
会議参加者全員の英語が聞き取れるのは理想的ですが、みなさんは医薬品開発担当者であり、通訳者ではありません。よって、一番効率よく「聞かなければならない人の英語」に集中し、理解できる工夫をするのも一案です。

私の職場の友人は、海外とのプロジェクトに入った際に、チーム会議や主要な人との1対1の会議を録音し、通勤中に流し聞きすることで内容、発音、言い回しを耳慣れするよう工夫をしていました。人によって話し方、発音、言い回しが違うので、こうして慣れる方法があったかと感心しました。録音することで、文字起こしにかけて目で読むこともできますし、会議内容の理解も深まります。聞き取れなかった単語は別の人に聞いてもらうこともできます。

その他、やはり全般的に聞く力をアップしたい場合には、イマドキ世の中にはYouTubePodcastもあります。TEDのように素晴らしいスピーチのものを聞けば、良いプレゼンのイメージが自然に定着します。自分の趣味や好きな内容の海外の動画やPodcastを聞くことでもトレーニングはできます。必要なもの、好きなものを中心に耳を英語に慣れさせていくことが大切と思います。ちなみに私はイギリス系の英語の発音がなかなか聞き取れず悩んでいます。キャリアコンサルタントとして、キャリア、コーチング、マネジメントに興味があるので、イギリス人がやっているマネジメントに関する30分程度のPodcastをラジオ替わりに聞き流して、耳のトレーニングをしています。そう、帰国子女であるにも関わらず、未だにそんな感じです(笑)。

◆聴き取りやすくなる環境を作り上げる!

ペラペラと飛び交う英語のスピードについていけず、聞き直したくてもブレーキをかけられず困る、ということはないでしょうか?

こちらも、大前提として理解していただきたいのは、英語が理解できないことで自分を恥じる必要は全くないということです。世の中、英語が母国語の人よりも、英語を第二か国語として話す人の方が実は多いのです。このため、「分かりやすいように話してくれない状況が悪い」と開き直って()、自分を卑下することなく、堂々と周囲へも配慮を求めること、確認することを行っていただきたいと思います。

対策方法として、いくつかお伝えします。
まずは、英語の理解力は高くないが、やる気満々で参加していることを適度にアピールすることです。これは、意外と忘れがちなポイントです。
その際、「申し訳ないのだけれど…」等、自分を卑下する発言をせず、理解できていないことを堂々と意思表示しましょう。そして、もう一度違う表現で言ってもらえるように頼んだり、自分の理解(「要はこういうこと?」、「私はこう理解したけれど合ってる?」など)を伝えて確認するということをしてみましょう。100均で売られている小さなホワイトボードを使って、その場で字や図を書いて見せる等もインパクトがあります。

話している人に割って入ることを失礼と感じて躊躇する人を多く見かけます。ただ、海外の場面では聞いているフリ、納得しているフリをしていながら、理解していない方が失礼にあたります。前述のように、医薬品開発は国際的に同時並行で進むため、あとで取りこぼしが出てきた方が議論が複雑になります。ここは「海外と仕事する時の文化は違うのだ」と慣れていただきたいポイントです。

攻略法としては、
①会議で一番話す人が息を吸うタイミングでカットインすること
②気づいてほしい人の名前を呼ぶこと
③視覚的にアピールすること
3つをお勧めします。

これは、長い海外暮らしの中で私が身に着けた技です。
②は、面白いもので人は自分の名前を呼ばれると一番反応します。また、③については、大きく手を振って気づいてもらう、旗を持っていて途中で旗をあげる、ZoomTeamsなどのオンラインツールでは「手上げ」ボタンを押しておく等、視覚的に目立つようにするのです。工夫方法はいくらでもあります。

このようことを何度か繰り返していると、周囲も慣れてくるし、1人くらい味方がでてきて、早めに気づいてくれるようになります。

また、今日は日本からこの話をしたい、ということが事前に分かっているならば、司会役や進行に関わるキーパーソンに、事前に伝えておくことも1つの方法です。
このような小さなテクニックをいくつか持ち、ローテーションをして良い方法を見つけ出しましょう。

国際ビデオ通話の様子
画像:Adobe Stock

話すスキル

新薬開発に関わる時、「英語」という点で一番懸念点が多いのは話すスキルではないでしょうか。
でも、実は「話す」時に必要なのは純粋な「英語力」ではありません。

ビジネス上必要とされる会話力は、まずは「相手が理解、納得するような説明スキル」と「交渉力」。これは言語を問わず共通です。日本語が分かりやすく、理解しやすい人の英語はたとえ文法が間違えていても、伝わりやすいです。難しい英単語も実は必要なく、むしろ使い慣れない英単語を無理に使うことで伝わりやすさが阻害されることもあります。

息子が中学3年の頃に試験勉強で覚えていた英単語には私が知らないもの、滅多に使わないものが多々あり、なぜこれだけの単語を暗記していながら、英語が話せないのか不思議に思っていました。基本的に、ビジネス上使う英語であれば、中学3年の間に学校で習う英単語さえあれば十分(いや、十分以上)です。

私は小学校で海外に行き、高校卒業で帰国しました。当然英語は話せますが、私が使う英単語のレベルは中高生のお喋りレベル。業務で英語を使うようになったときは相手の米国人に「あなたと話していると高校のカフェテリア(学食)にいる気分になるわ」と言われました(笑)。きっと、生きるために英語を身に着けたため、自分が使える英単語を組み合わせてどうにか伝えるよう工夫する力がついているのだと思います。
難しい単語や言い回しを無理に使わなくても、要点を伝えることはできます。簡単な表現で伝えると、相手も分かりやすい表現を使ってくれる傾向があると思います。馴染みのない単語を使うより、自分が使いこなせる範囲の単語でまずは「話してみること」をしてみてください。

新薬開発において、キーとなる国はアメリカ、そして欧州と日本だと思います。
しかし、あいにく日本はどうしても欧米から見ると「far east Japan(遠い東の未知の国)」。

売上も大きいし、医薬品開発がしっかりできる数少ない場所でもあるため、欧米側も日本をないがしろにできないのは頭では分かっています。ただ、日本人が2030年前に「欧米人と日本人と同じ用法用量の薬で良いの?」と漠然と思っていたように、欧米の開発担当者にも同じような思いがあってもおかしくありません。

よって、国際戦略の中に本当に日本を受け入れてもらうには工夫が必要となります。日本がどれだけ発言していくか、日本の考え方、日本で承認を得るために必要なのは何かを分かりやすく伝え、時には交渉し、国際戦略に乗りつつ、日本での承認申請に必要なデータをちゃんととれるようにすることが重要となってきます。そのために重要なポイントをいくつかお伝えします。

◆話は整理して、端的に伝える

日本語でも英語でも同じですが、「この限られた時間で自分が要は何を伝えたいのか」、それを念頭において話すと効果的です。英語力が不足しているうえに、何を伝えたいのかが明確になっていないと、聞いている方はさらに混乱してしまいます。日常的に、話すポイントを整理した上で話してみることは、明日からもできる簡単な第一歩です。

◆「常識」の違いを認識しておく

医薬品開発は規制の枠組みの中で行われます。良くも悪くも、何が許されて、何が許されないのか、各国でどのように違うのか。お互いのベースラインをそろえてからでないと良い議論は出来ません。ここを整理せずに話を進めてしまった結果、混乱を深めているケースに良く遭遇しました。

添付文書を例としてあげてみます。
よく言っていたのは日本の添付文書はSOP(標準作業手順書)であり、米国はガイドライン(逸脱しても最後は医師の裁量に任せる)ということです。

日本は添付文書の記載と保険が密接に関連しているため、厳密に添付文書に沿って投与する必要があります。「未承認」の投与方法は原則認められず、特別使用のための手続きを取ったり、全額自己負担になるなど明確な区別がされています。添付文書も医師が混乱しないように、記載内容、表現、文調をそろえたり、ページ数に決まりがあったり、「同じ意味なら出来るだけ記載は他の既存薬の表現とそろえる」等の配慮を求められます。また、添付文書は注意喚起を目的としているため、エビデンスの強さを議論した上で本当に伝えなければならない注意喚起を選定して記載しています。

一方、米国は添付文書の記載はあくまでガイドラインであり、最終的には医師が処方の責任を持ちます。添付文書の目的は医師への情報提供であり、またのちの訴訟リスクも考慮すると、「医師に知らせるべき内容はすべて知らせるべき」という発想があります。米国の製薬会社には臨床経験のある医師が勤めているケースもあり、実際に「自分の患者さんでこんな事例があった」という理由で添付文書に注意喚起を記載しようとしていた人もいました。日本の場合は、それが1例でも因果関係が明らかであったり、作用機序から可能性があったりするのであれば添付文書に記載、明確ではない場合は類薬に記載がなければ記載しない等、慎重に取捨選択されて添付文書ができあがります。
このような根本的な違いを説明せずに、添付文書の注意喚起の記載について議論をすると、いつまでたっても話が嚙み合わず、米国チームからすると、日本チームは薬剤にリスクがあるのにその情報を隠蔽しようとしている、もしくは会社が訴えられる可能性がある、という受け止め方をされることにもなってしまいます。そうなると日本の信頼にも関わってきます。このように、大前提として各々の国の規制を理解し、整理して伝えるなど、地ならしが必要な場合があります。

◆日本のよき理解者を作る

グローバルと仕事をするにあたり、どれだけ努力をしても越えられない壁、というものが存在します。

それが「時差」だと私は思います。
米国がメインの開発拠点の場合、日本が寝ている時間帯に色々な議論が行われることはよくあることです。このため、米国拠点の中に、日本のことを代弁してくれる人を持つことが非常に重要です。

日本メンバーの多くはチーム会議で話すことには躊躇があるが、1対1の会話であればしっかり話せ、信頼関係を築くのが上手な印象があります。このため、1対1でしっかり密な関係を作り、日本の考え方、日本のニーズを伝え、それが加味されなかった場合に会社全体の開発戦略としてどのようなインパクトが生じるのか等を理解してもらっておくことはとても大切です。

◆日本以外のことにも興味を示す

日本の担当者にとって、日本のことは重要です。しかし、国際開発を進めるためには国際開発チームの一員として認められることも重要です。「Japan」の単語が出たときだけ反応して発言するのではなく、他国の方針や国際開発全体についても興味を示し、質問や意見を言ってみましょう。
オンライン会議ゆえ発言をすることに躊躇する場合は、せめてまずは画面上で大きく頷く、拍手をする等、分かりやすく態度で示すことから始めてみましょう。
興味があっても、それを口に出す等して分かりやすく見せなければ、周囲には日本以外には興味関心がない人に映ってしまいます。

◆「なぜ×3」に応えられるようにする

これは米国と日本の文化の違いになるかもしれませんが、米国は一般的にロジカルに「なぜそれを行うことが必要なのか」を理解したい傾向があると思います。逆に日本では、「これは必要だから行う」と言われるとそれ以上深く問いかけ議論することが少ないと思います。
このため、日本チーム側は欧米側に何か交渉をする場合には、必要性等について3パターン程度応えられるように常に準備をしておくと良いと思います。また、提案に際してもAがダメだったらBをすぐに差し出せるように、それがダメでもCを出せるようにバックアッププランを常に3つくらい準備をしておくことをお勧めします。これには想像力が必要で、想定問答と、それに対するリスク評価等を行っておくことが大切になります。

◆伝え方に工夫をする

とても現実的な話にはなりますが、「英語の癖あるある」で、ちょっとした工夫で劇的に伝わりやすくなるポイントをご紹介します。

・長い文章1文ではなく、短い文章をいくつか重ねる。「~and, ~」と繋げない
・分かりやすく数字を用いて見せる(スライド資料だけでなく簡易ホワイトボードの利用等も)
・話し方に抑揚をつける(日本語はひどく単調に聞こえて、ポイントが分かりにくい)
・相手に語り掛けるように話す(自分が言いたいことを棒読みするのではなく、相手に渡す気持ちで)

特に、短い文章の重ね合わせの際は、文章と文章の間に「間(ま)」を置くことで相手に伝わりやすくなります。一度、ビデオで自分が話すシーン(日英)を撮影して見直してみると自分の意外な癖が分かりますので、是非お試しください。

国際交流の様子
画像:Adobe Stock

おわりに

日本の開発レベルはとても高いと思っています。また、開発担当者のレベルも高いと思います。
以前、米国の開発薬事担当者と話していた際、「米国が開発拠点としては大きいし、FDA(アメリカ食品医薬品局、Food and Drug Administration)の力も強いのは確かだが、FDAはほとんどが非アメリカ人の試験だけでできた承認申請資料を見たうえで承認をおろす経験をしていない。日本は、ほとんどが日本人以外のデータであっても受け入れて、サイエンスに基づき議論し、国として承認を与えている。それは素晴らしいことだし、誇るべきポイントと思う。」と言ってくれました。まさにその通りで、しっかりデータを理解し、ロジックを組んだ上で開発戦略を立案する力があると思っています。

細かなところまで色々な角度から検討して積み重ねて考えていくところも、日本の大きな強みと思っています。

医薬品の開発はその国だけのことではなく、世界で待っている患者さんへの力となります。英語力が不安という理由で医薬品開発に一歩踏み出せない人がいたならば、その患者さんのためにも背中を押したいと思っています。

日本語が分かりやすい人は英語も分かりやすいです。
また、多くの課題には対策があります。

今回、「読む/書く/聞く/話す」に分けてポイントをお伝えしましたが、1つでもヒントになれば幸いです。そして是非、もっとたくさんの日本の医薬品開発担当者がグローバルで活躍されることを願っています。

櫻木友紀

櫻木友紀

国家資格キャリアコンサルタント
国際コーチング連盟PCC認定コーチ
小学校4年生から8年間を米国で過ごしたバイリンガル。幼少期から医薬品に憧れ、東京理科大学薬学部卒業後、日系製薬企業にて欧米向け医薬品開発に従事。念願を叶えたのち、別業界を見るも薬の世界が忘れられず外資系製薬企業へ。Japan Regulatory Lead(開発薬事)として医薬品開発に関わりつつ、500人以上在籍する部門全体の人材育成計画のリーダーとなり、人材育成分野に興味を持つ。管理職を経験した後、規制当局の国際部門に転職。退職後、キャリアコンサルタント、コーチ、メンター資格を取得し2018年に独立。日英のExecutive/Leadership向けコーチング/メンタリングや、組織開発を主軸に活動する。現在は外資系損害保険会社で人事と組織開発を担う。

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