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研究室で生まれる恋愛“らぼ☆LOVE”のリアルに迫る!【結婚編】~らぼ☆LOVE夫婦の生の声を聞いてみた~

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同じ研究室に所属する人同士がお付き合いをする「らぼ☆LOVE」。これまではデータ集エピソード集から、その実情を分析してきました。最終回となる今回は、ある都内私立大学の鉱物物理化学研究室で出会い、結婚をされた山本ご夫妻にインタビュー。お付き合いを始めたきっかけや、らぼ☆LOVEならではのメリットについてお話を聞きました。

写真左:山本亮太さん(38)大学教員
写真右:絵里さん(30)化粧品メーカー研究員
東京都在住
※いずれも仮名

 

――まずは、お二人が所属していた研究室について教えてください。

絵里 鉱物物理化学の研究室で、粘土鉱物の基礎研究をしていました。メンバーは学部4年生が15名、院生が2学年合わせて14名ほど。みんなが集まるゼミは月1回程度だけど、自分の研究があるので、研究室には毎日のように通っていましたね。

 

――そんな研究室で、お二人はどのように出会ったんでしょうか。

絵里 彼は8歳年上で、教員としてその研究室の指導助手を務めていました。初めて出会ったときの印象は最悪でしたね(笑)。ゼミ中にあまり質問をしない生徒たちに、彼がもっと積極的に参加するように促したことがあって……私もその生徒の一人だったんだけど、「質問しないとゼミに出てる意味がないじゃん」と言われて「疑問もないのに無理やり質問をする意味がないし、したくなったときにすればいい」って言い返したりして。「質問したほうがかっこいいじゃん」と言われたときには、この人バカみたいって思いました(笑)。

亮太 そんなこと言ったっけ? まぁ、僕もクソ生意気な子だなって思ってました(笑)。でも、研究室はファミリーみたいなものだから、最終的にはみんなで楽しく頑張りたかった。僕も先輩や教授に面倒を見てもらってきたので、学生たちとも仲良くやろうと思っていましたし。

絵里 うん、亮太くんはとにかく面倒見がよかったよね。私も含め、反抗的だったりなじめていない生徒を誘って飲みに行っては、研究室の雰囲気がよくなるように努力していて……気づけば週1回くらいは、大勢でわいわい飲むような仲になっていました。意識し始めたのは、ゼミに入って1年が経ち、私が大学院に進んだ頃ですね。

 

――最悪の第一印象から、まさかの展開ですね! なにかきっかけになるような出来事があったんでしょうか。

絵里 うーん……、これと言ってきっかけはなかったかも。みんなでたびたび飲みに行くうちに、徐々に仲が深まっていった感じですね。研究室にはほかの男子もいっぱいいるけど、しいていうなら、亮太くんは距離感が近かった。私が悩んでいるときに「じゃあ2人で飲みに行くか」って誘ってくれたりしたのは、大きかった気がします。私が教授の意見に納得できなくて、実験の手が止まってしまったときも、間に入ってうまく収めてくれたり……研究室が一緒になっただけでこんなに面倒を見てくれるなんて、実はいい人なんだなって思うようになりました。

亮太 最初はただの学生の一人だったんだけど、だんだん、生意気だけどかわいいところもあるなって思えてきたんですよね。俺の前ではよく笑うし、気を許してくれているのかな、なんて感じたりもして。俺は年上だし、いろいろうるさいことを言ってしまうけど、それはそれで相性がよかったんじゃないかなと思います。

絵里 ちょっとした口論はたくさんあったけど、言ってることの意味はわかるんですよね。意見が食い違っても、お互いの主張をいったんは受け止められるから、ちゃんと話し合えた。だから、少しずつ信頼できるようになっていったんだと思います。そのうちお互いに好きだなって雰囲気になったから、亮太くんのほうから告白してもらって(笑)、お付き合いを始めました。

 

――お付き合いを始めて、研究室の仲間たちの反応はいかがでしたか?

絵里 最初は隠してたんですよね。毎日顔を合わせるメンバーだから、なんだかいづらくなるかなと思ったし、教授にばれるのも恥ずかしかったし。

亮太 とはいえ、仲の良い後輩たちもいっぱいいたから、半分ばれているような感じでした。どうなのかって問い詰められても「俺が黒って言ったら白いものも黒いんだよ!」って冗談めかして押し通していましたけど……(笑)。

 

――佐々木希さんのことを隠していたアンジャッシュの渡部さんみたいなノリですね(笑)。

絵里 まぁ、気づいていない人たちにわざわざ言うこともないし、なんとなく隠しているという状態でした。だから、一緒に帰るときは、あまりみんなが使わない路線の駅で待ち合わせたり、散歩がてら2駅歩いてみたり……いま思えば青春ですね(笑)。

亮太 付き合い始めて1年くらいしたとき、僕は広島の大学に赴任することになったんですが、彼女が卒業するまでは一応隠し通しました。でも、卒業時にほかの学生に正直に話したら「わかってましたよ」って言われましたね。「亮太さんが東京に来るときだけ、彼女がちゃんとメイクしてたんで」って(笑)。

 

――「隠してるけれどばればれ」の研究室カップル、結構多いみたいですよ(笑)。しかし、毎日会う研究室生活からいきなり遠距離恋愛になって、さみしくなかったですか?

絵里 そうですね~。でも、なんだかんだで3週間に一度くらいは会えていました。彼はよく出張で東京に来ていたし、休みになったら広島へ行ったりして。それに、大学が違っても同じジャンルの研究をしているから、学会とかで会えることもあったんですよね。

亮太 僕は広島から、彼女は東京から、スペインの同じ学会に参加したこともありました。学会の合間にほかの教員と3人で観光をしたんですけど、付き合ってることがあっさりばれましたね(笑)。みんなで食事をしたあと、カフェでスイーツを選んでいるときに、僕が彼女に「お前これ好きじゃん」って言っちゃって……教員仲間は「同じ研究室にいれば食事の趣味はわかるけど、スイーツの趣味はデートしないとわからない」って。鋭いですよね~。ちなみに彼も、研究室つながりで出会った女性と結婚しました(笑)。

絵里 それから、亮太くんが東京に戻ってくるタイミングで結婚を決めて、交際4年目で入籍しました。結婚式は研究室の仲間もたくさん来てくれて、同窓会みたいで楽しかったです。

彼は広島から、彼女は東京から参加した国内の学会の要綱と、研究の資料

 

――学生時代からたくさんの時間を共有して、同じジャンルの研究に携わっていることで、なにかメリットはありますか?

絵里 まず学生時代は、毎日会えるのが大きなメリットでした。悩んだときにいろいろ相談できるし、同じ環境にいるから前提の話を省けるのもよかったなと思います。私は卒業後、化粧品メーカーの研究員になったんですが、仕事で疑問が出てきたときに彼に聞いてみると、知識を持っていたりするのも助かりますね。

亮太 彼女は民間企業で働いていて、僕らの研究した材料を使う側の人間だから、話を聞いていて「そういうニーズがあるのか」と勉強になることも多々あります。

絵里 「こういうものを作りたいんだけど、なにかいい材料あるかな?」「いまはこういう材料があるから、こんなふうに研究してみたら面白いかもね」なんて話をしたりね。

亮太 やっぱり共通の経験がたくさんあるから、いろんな状況をわかりあえるのがいいですね。たとえば、大学の予算申請がうまくいかなくて落ち込んでいたら、包み込んでくれる。ふつうなら、それがどんな出来事かまず理解できないですもんね(笑)。

 


お付き合いにいろいろ苦労はあるけれど、お互いにわかりあえる部分が多いらぼ☆LOVE。研究室という濃密な時間を過ごす場所で、同じ経験を共有するのは、やっぱり大きな財産のようです。

 

著者プロフィール:

リケラボ編集部

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